■現地の教育制度 |
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●オセアニアと日本の教育制度について |
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多様性が魅力の実践的カリキュラムを導入しているオーストラリア。大学進学を目指した専門教育も充実しているニュージーランド。
日本とはひと味違う両国の教育制度について、概要をご説明します。 |
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<オーストラリアの教育制度> |
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一般的な教育期間は12年間ですが各州によって若干異なります。例えばYear1の前にプレップイヤーを設けるビクトリア州の場合、初等教育はYear 6までの7年間、中等教育はYear7〜12までの6年間の合計13年間となります。義務教育はYear 10、つまり16歳で修了し、その後は希望に応じてYear 11・12の「シニア・セカンダリー」に進みます。シニア・セカンダリーは主に大学進学するための準備機関として位置付けられています。なお、オーストラリアの大学進学は資格制で、各州ごとにを実施される統一試験(ビクトリア州の資格試験は通称VCE)を受け、その結果によって大学への進学資格を取得します。 |
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オーストラリアの高校について詳しく知りたい方はこちら |
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<ニュージーランドの教育制度> |
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プライマリースクールと呼ばれる小学校は5〜10歳まで(Year1〜6)。次いで11〜13歳のインターミディエイトスクール(Year7〜8)、13〜18歳のセカンダリースクール(Year9〜13)へと進みます。義務教育はYear11で修了し、その後は希望に応じてYEAR12・13に進級します。大学進学は資格制で、全国共通の学力試験であるバーサリー・アンド・スカラシップ・エグザミネーションズ(2004年より新資格制度NCEAレベル3に移行される予定)を受け、その結果により大学への進学資格を取得します。 |
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ニュージーランドの高校について詳しく知りたい方はこちら |
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■用語解説 |
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*VCE
(Victorian Certificate of Education)
オーストラリア・ビクトリア州における高等教育進学資格試験のこと。オーストラリアには日本のような大学入試試験制度はなく、在学中の成績と最終学年であるYear12の終わりごろに行なわれる各州の統一試験によって高等教育の進学資格を取得するシステムになっています。 |
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*バーサリー・アンド・スカラシップ・エグザミネーションズ
(Bursary and Scholarship Examination)
ニュージーランドにおける高等教育進学資格試験のこと。ニュージーランドでは最終学年であるYear13の学年末にこの資格試験を受け、高等教育の進学資格を取得します。現在ニュージーランドでは新資格制度がスタート。2004年にはバーサリーの代わりにNCEAレベル3と呼ばれる新たな資格が導入される予定です。 |
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*NCEA
(National Certificate of Educational Achievement)
2002年より導入が開始された新しい国内教育資格のこと。Level1〜3に分かれ、そのうちLevel3は高校最終学年で取得する資格で、従来までのバーサリー(Bursary and Scholarship Examination)に代わる新たな大学進学資格となります(Level3の適用は2004年を予定)。 |
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ICC書籍情報
「留学してみたい!高校留学〜オーストラリア・ニュージーランド〜」
「留学してみたい!オーストラリア・ニュージーランド」
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