■なぜ高校留学なのか? |
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高校留学=交換留学、ごく限られた人たちのもの、とイメージされたのは過去の話。今や高校留学はその種類や形態が多様化され、一人ひとりのニーズに応じた留学が可能となっています。また留学の門戸が広くなった今では、より多くの方が「高校留学は進路選択肢のひとつ」と考えるようになっています。では日本の高校進学にはない高校留学のメリットとはいったい何でしょう。ここではICC国際交流委員会が考える「高校留学のメリット」を4つに分けて解説します。 |
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10代半ばは心身ともに著しい成長をとげる時期です。身体が大人になりつつあり、日本人としての母国語やその文化も身につけている上、まだ子供のように柔軟な感受性と吸収力を保っているこの時期は、異文化体験をするのに理想的な条件が揃っています。また、このような時期だからこそ「多様な価値観」に触れることを誰より欲しているのではないでしょうか。
しかし、日本の学校教育が必ずしもその欲求に応じているとはいえません。そもそも日本の社会自体がさまざまな価値観を実感しにくい構造だからです。イジメ問題が深刻化していくのも、異文化体験が乏しいことに関係性があるかもしれません。「この世界にはいろいろな価値観や生き方が存在するんだ」ということを肌で知っていれば、イジメがいかにくだらないことか理解できるはずです。
一方、多様な民族や文化が混在し、共存している海外で生活体験することは、視野を広げ、さまざまな価値観を深く理解する力を養ってくれます。
つまり高校留学することは、柔軟な感受性と吸収力を持ちながら多様な価値観に飢えている若者たちにとって、最も理想的な学習環境のひとつといえるでしょう。 |
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小学校のカリキュラムにも正式に導入された「英語」。語学習得のスタートが若年化し、英語学習のチャネルも増えている今、あえて留学し語学を習得する意味・意義は?そのひとつに挙げられるのは言語の奥にある文化や生活習慣などと深く結びついた「生きた英語」が学べること。そして「生きた英語」をマスターするのに欠かせない「国際的なコミュニケーション力」が養えること。机上の学習ではなかなか学ぶことのできない、このふたつを一挙に習得できるのが留学の大きなメリットなのです。
明けても暮れても英語オンリーの環境に身を置き、しかもネイティブと対等に渡り合って学び暮らすには、彼らの文化を理解しながら自らコミュニケーションをとっていく能動的な姿勢がとても重要となります。そんな五感を駆使して体得した言葉はまさに「生きた英語」。留学してこそ得られるActive Englishです。そして語学と共に培われる国際的なコミュニケーション能力は、今後のボーダレス社会に生きる皆さんにとって、大いに役立つことでしょう。 |
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文化や習慣の異なる海外生活では、はじめて遭遇する出来事に戸惑うことも多いものです。そんな時も親元を離れた海外では、常に自分で考えて、的確に判断し、実行しなければいけません。慣れない生活の中でいかに適応していくか、自身のサバイバル精神が大いに試されることでしょう。
また身の回りのことは自分で管理する生活を送るうち、自立心が促されるようになります。同時に、日頃当たり前のように思っていた親御さんの存在のありがたみを痛感したり、ゆっくりと自分自身を見つめ直せるよいきっかけにもなるはずです。
帰国前と帰国後では見違えるほど、心身ともにたくましく成長をとげる学生の姿は、高校留学の大きな特長です。それは単に成長期だから、という言葉では括りきれない、異文化の中でサバイバルできた達成感と自立心の芽生えがなせることなのでしょう。 |
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卒業目的の高校留学には、学業修了後、大学入試資格を取得しそのまま現地の大学へ進学することをはじめ、アメリカやイギリスなど他の英語圏への大学進学、帰国子女枠を利用した日本の大学や専門学校への進学など、多岐に渡る進路対策が可能となります。今では帰国子女枠を設けている日本の大学も年々増えています。 |
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