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●保護者の声
高校留学新入生保護者会
さる2003年6月18日、青山こどもの城にて「新入生の保護者会」が開催されました。
今回の保護者会はまさに名前が示す通り、今年お子さまを留学に送り出された保護者の皆さんを対象に開かれました。留学当初、多くの保護者が持たれる共通の不安や保護者としてのサポートのあり方などを考えることを主な目的とし、さらに保護者間の交流も持たれました。当日は、懇親会も催され終始和やかな雰囲気で進行しました。
青山こどもの城にて
新入生保護者会の内容
第一部:「先輩保護者に聞く!子供を送り出してみて」
第二部:保護者懇親会
ゲストスピーカー
オーストラリア留学生保護者:Oさん
ニュージーランド留学生保護者:Mさん
司会進行
須山明恵
ICC高校留学オーストラリア担当カウンセラー。学生時代に1年間交換留学生としてオーストラリアのグリフィス大学に在籍していた経験有り。
以下は当日のテーマや、新入生保護者からの疑問点、さらに先輩保護者からのコメントなどをまとめたものです。
●「留学のきっかけ」

ニュージーランド保護者、Mさん(以下、Mさん ):
特に勉強がものすごくできる訳ではなかったので、何かひとつ取り柄を持たせてやりたかったのです。親戚の子がニュージーランドに行ったりしていたので、私から進路選択のひとつとして話してみたら、本人が乗り気になりました。末っ子なので、依存心をなくすためにも行かせようと思ったのもきっかけのひとつです。

オーストラリア保護者、Oさん(以下、Oさん ):
最初は留学させようとは思っていなかったのですが、日本の学校は中高一貫の進学校で、そもそも「このままで進んでいいのだろうか?」という疑問もありました。英語に関しては「身に付けさせよう」という目的は特にありませんでしたが、色々なことを吸収するのに当時が最適の時期であると考えて、単身留学させることを決めました。

●「留学当初の英語力について」

Mさん:
中学卒業後にすぐに留学しましたが、留学当初の英語は全くゼロの状態。中学の英語を最初から全てやり直すような感じで、日本から中学の英語の参考書を送ることもありました。
本人も最初は授業も分からなかったようですが、1年経過した今はずいぶん話もできるようになりました。4月に現地訪問したのですが、先生や友達と英語で気軽に会話をしている様子を確かめることができ、少し安心しました。

Oさん:

高校の途中から留学でしたので、日本で勉強する基本的なことは分かっていたと思いますが、特にリスニング力は全くない状態で苦労はしたみたいです。ただ親には英語についての悩みはあまり話してきませんでした。
須山: 現地の高校にあるESL/ESOL のクラスで最初は英語を集中的に勉強することになるので、会話力は特にそこで伸ばすことができます。しかしながらESL の勉強にどれだけ時間がかかるか、ESOL のクラスをどれだけ履修することになるかは学生により様々です。出発までに中学3年卒業レベルの文法力を身に付けておくことは大切ですね。
今回パネラーとしてご参加いただいた先輩保護者のお二人
●「学校の授業について」

Mさん:
今年は会計、数学などのクラスを選択しています。数学は日本にいる時から苦手で、一時は挫折しかかっていましたが、何とかまだ頑張っているようです。日本からは中学校の数学の参考書を送ってあげたりしました。
科目選択については、電話で相談されたこともありましたが、学校の先生やカウンセラーさんに相談するように促しました。ただ、「何を選択するにしても、あまり無理のない程度にやりなさい」とアドバイスしています。

Oさん:
数学を始め、様々なクラスをとって勉強しているようです。その中で、日本でいう保健体育のような科目のテキストを見せてもらいましたが、日本のものとは全く違い、素晴らしいテキストだと思いました。
科目選択については、こちらもメールで相談はありましたが、科目に関する細かなことは現地にいないと分かりませんので、NZの方と同じようにカウンセラーさんに聞いたり、先生に聞いたりするようにアドバイスしました。
須山: 科目選択は日本にいる私達にとっては、詳細を的確にアドバイスをするのが難しいことのひとつです。‘数学’とひとくちにいっても、4〜5種類ほどありますので、そういう時には、まず学校の先生や現地カウンセラーに相談することをお勧めします。
●「ホームステイについて」

Mさん:
臨時のホストも含めると3回移りました。最初のホストはシングルマザーで、マザーが仕事を始められるということをきっかけに変更しました。お互いが不慣れだったこともあり、大きなトラブルではないですが、小さなことが積み重なりぎくしゃくしてしまったようです。今のホストとは、本人がホームステイをするということに慣れたこともあり、男の子ばかりの息子3人とも上手くやっています。

Oさん:
今のホストは2回目の方です。最初のご家庭は日本通のご家族だったのですが、ホストファーザーが細かい方で、小さな行き違いから色々な悩みがでてきたみたいです。泣いて電話をかけてきた時には本人の気が済むまで話を聞いてあげることに徹しました。他人の家にお世話になるのだから、トラブルがあるのは当然、ホストも我慢して下さっていたことが沢山あったはずです。本人も今ではそのホストもいいホストだった、と言っています。

●「友人について」

Mさん:
たまたま近くに同性の日本人学生がいなかったので、アジアからの留学生と仲良くなったようです。スポーツをいくつかやっているので、そこで現地の友人が少しづつできているということを学校でもほめられているようです。

Oさん:
日本人の少ないところに行きたいといって今の学校を選び、今は狭い日本人社会でくっついているようです(笑い)。ただ、学校のクラスでは、日本人以外のたくさんの学生がいるので、きっかけを作っては隣の席に座って話しかけたりする努力はしているみたいですが。留学をして、年齢を超えた友人関係を持つことができたのが、本人にとってはとても大きな収穫のようです。
須山: 現地での日本人との付き合い方は難しいですが、頭から「日本人と付き合うな」というのは不自然で無理があるので、なるべくきっかけを見つけて留学生や他の友達との輪を広げていくことが大切だと思います。日本人同士で集まって日本語で話していると、「自分は何のために留学しているのだろう?」という疑問を学生本人が一番感じているようです。
ICCカウンセラーとの語らいのひととき
●「子供との接し方、連絡方法」

Oさん:
聞き役に徹することを心掛けています。自分が言いたいことは3割くらいにとどめて、子供の敵にはなってはいけないと思ってとにかく聞いています。普段のやりとりは90%以上がメールで行い、電話は緊急時のみです。

Mさん:
男の子なので、しょっちゅう連絡があるわけではないですが、相談されると話を聞いて、具体的なアドバイスは他の留学生の先輩やカウンセラーさんに聞くよう促しています。あとは手紙でのやりとりもありますね。


●「その他」

Mさん:
食事は本人が何でも食べられるので、あまり問題はないです。夕食には日本のものとは違うが、御飯を食べることもあるようです。生活習慣で驚いたのは、ホストにトイレがよごれるので、使う時は座って使うように言われたことだと言っていました。お小遣いは本人が堅実で、何かに使う時にはとても慎重なので、こちらはあまり心配していません。

Oさん:
食事の面ではやはり野菜類が少ないのが少し心配です。肉や油を使ったメニューの多い現地の食生活を見ていると 太ってもしょうがないと感じますね。ですから、できる限り自分で野菜や果物をとるよう心掛けるようにと言っています。お小遣いは外食や週末に街に行く時の交通費が多くかかっているようで気になることもあります。洋服代は買いたいような服があまり売ってないようですが、使い過ぎないようにコントロールするようには注意しています。
須山: 留学先での食事は、やはり日本にいるときより偏りがちになるかもしれません。もしビタミンが足りないな、と思うときには、フルーツを多く摂るように心がけると良いでしょう。
〜新入生保護者会を終えてみて〜
先輩体験者の方による体験談は、「留学のきっかけ」から、「留学当初の英語力」「学校生活」「ホームステイ」「子供との接し方」に至るまで、多岐に渡る話題が飛び交い、経験や知識がないため悩みがちになる新入生の保護者の方にとって、非常に実り多い機会となったのではないでしょうか。
和やかなムードに包まれた懇談会
打ち解けて楽しく歓談される保護者の皆様
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