高校留学をサポートするICC国際交流委員会 高校留学をサポートするICC国際交流委員会
高校留学をサポートするICC国際交流委員会
このウィンドウを閉じる
●留学後の進路について考える
◆現地の大学へ進学する
 オーストラリア、ニュージーランドの大学は、一部の学部(医学部、理学部など)を除き、通常3年で卒業します。日本の大学とは異なり、1年次から専門科目を履修することになるのです。このため、高校在籍中からすでに大学の専攻に関連した科目を履修し、大学入学資格を取得しなければなりません。
 したがって、高校での選択科目が大学進学と密接に関わっています。高校時代に必要な科目を選択しておかなかったために、希望の大学や学部に進むことができないこともあります。キャリア・アドバイザー(進路担当の先生)とよく相談しながら、大学進学を意識して科目選択をする必要があります。大学に関する情報収集についしてもキャリア・アドバイザーに相談するのが一番の近道です。
◆現地の専門学校へ進学する
 オーストラリア、ニュージーランドでは専門学校の地位が確立されています。TAFE(Technical and Further Education)やポリテクニックは現地ではきわめてポピュラーな高等教育機関で、ESLの設置など、留学生への受入態勢も整っています。実践的な教育が中心で、DiplomaやCertificateが取得できますが、一部では大学同様、Degree(学士号)を取得することもできます。
 また、大学と提携し、編入プログラムを実施しているところもあります。このため、比較的入りやすいTAFEやポリテクニックにまず入り、専門分野の基礎固めをして大学に進学、編入する学生も少なくありません。
 こうした公立の専門学校の他に、私立の専門学校があります。実践的な教育を行っている点では変わりはありませんが、公立がさまざまなコースを提供しているのに対し、私立はビジネス、アートなど専門分野に絞った単科専門学校であるのが特徴です。
 基本的には現地の義務教育(オーストラリアではYear10、ニュージーランドではYear11)を修了していれば進学が可能ですが、高校時代での選択科目が関係してきます。やはり科目選択の時点で、学校の情報収集も含め、キャリア・アドバイザーとよく相談することが必要です。

*Certificate
専門的職業に関する初歩的〜基礎的な技術を学ぶ。取得期間は数週〜1年間。

*Diploma
理論から専門知識と技術を学ぶ。大学の学士号に次ぐ資格。取得に要する期間は1〜3年間。
◆その他の英語圏の大学への進学
 イギリスの大学も3年制で、1年次から専門科目のみを履修します。やはり高校在学中に大学での専攻コースに関連した科目を選択し、大学での勉強に備えます。このように教育制度が非常に似通っているため、オーストラリア、ニュージーランドからイギリスへ留学する場合は、比較的情報も得やすく、スムーズに進学することが可能です。もちろん、オーストラリアからニュージーランド、ニュージーランドからオーストラリアの学校へ進学する場合も同様です。
 しかし、アメリカやカナダは教育制度が違います。学校のキャリア・アドバイザーに相談しても満足な情報は得ることはできません。したがって、自分で情報収集し、願書を取り寄せ、手続きをするか、いったん日本に帰国してその筋に詳しい留学エージェントに相談するのが無難です。

*アメリカの大学は日本と同様に、4年制となっています。1、2年は広く一般教養を学び、3年次からようやく専門のコースを選択。高校での選択科目は、大学での専攻にほとんど関係しない。4年制のUniversityの他に、日本の短大に相当する2年制のCommunity Collegeもあります。
◆日本の大学への進学
 留学を終えて帰国後、日本の大学に進学する場合は、「一般入試」と「帰国子女枠入試(帰国子女特別入試)」による進学ができます。
◆一般入試
 留学先で正規の高等学校を卒業すれば、基本的に日本のすべての大学の入学試験を受験する資格ができます。これを「帰国子女枠入試」と区別して「一般入試」と呼びます。しかしながら、外国の学校を卒業した学生が一般の受験者に交じって入学試験を受けるためには、日本の教育課程に沿った勉強をやり直すために、少なくとも1年の浪人は覚悟しなければなりません。
◆帰国子女枠入試
 外国の高校を卒業した学生は、留学経験を生かすためにも、やはり「帰国子女枠入試」に挑戦するのが有利となります。もともとこの入試は、保護者とともに海外で生活し、海外の学校に就学した生徒の受験学習の負担を軽減するために、71年に上智大学に設けられたのが最初です。
 受験資格はほぼ一定していますが、受験方法、選抜方法、募集人数、出願状況は各学校、学部・学科によって異なるので、自分が受験したい大学、学部・学科について事前によく調べておくことが必要です。
このウィンドウを閉じる