高校留学をサポートするICC国際交流委員会 高校留学をサポートするICC国際交流委員会
高校留学をサポートするICC国際交流委員会
このウィンドウを閉じる
●授業
◆授業にはついてゆける?
 はたして授業についていけるだろうか。留学した当初は誰でも不安です。とにかく語学力をつければと思っている人が多いようですが、それ以前にまず、日本とは授業形態が180度違うということを認識しましょう。
 日本の授業は、どちらかというと教師がほぼ一方的に知識を生徒に伝授するいわば「詰め込み式」。まだ授業に慣れていない留学生の中には、この方が楽だったと思う人も少なくないでしょう。とりあえずは、座っていればなんとか授業をやりすごすことができるのですから。
 しかし、オーストラリアやニュージーランドの学校ではそうはいきません。日本の学校の授業が教師中心とするなら、オーストラリア、ニュージーランドの学校の主役は生徒そのもの。多少極端な例かもしれませんが、ある授業では、毛糸と針を与えられるだけ。さあ、あとは自分で作品を作りなさい、というわけです。編み物の仕方をまったく知らない人はどうすればよいのでしょう。とにかく一から先生に質問するしかないのです。
 どんな基本的なことでも、わからないことがあれば質問することがポイントです。とにかく、日本の授業のようにだまって座っていたら何も始まりません。自分から動く必要があるのです。質問するというのは、授業に参加する第一歩でしょう。
◆日本と異なる評価システム
 日本と同じように、オーストラリアやニュージーランドもだいたい学期末テストに相当する試験がありますし、いわゆる成績表もあります。したがって、努力点がつく学校も少なくありません。たとえ点数が低くても、努力点は高いということも決して珍しくないのです。ですから、学力評価は低くても、留学生なりに努力している姿勢は必ず評価されるはず。
授業は生徒主導の自主性が重んじられたもの。授業の中心はディスカッション(討論)です。先生に与えられたテーマや課題をもとに、各自があらゆる角度からものごとを調査・探求・検証します。そして全体でディスカッションをし、互いの意見を戦わせます。また先生が最後にまとめ(正解)を出すということもありません。あくまでも各自が積極的に授業に参加し自分なりに考えを深め、結論づけるプロセスが評価の対象となるのです。
 また大学入学資格試験も、日本の大学入試のように落とすための試験ではありません。高校時代の授業をしっかり受けていればそれなりの点数がとれる内容となっています。また、検定試験の結果だけでなく、授業、レポートやエッセイの内容も評価の材料となります。
◆科目選択
 オーストラリアやニュージーランドの高校では選択科目がたくさんあります。英語(現地の国語)や数学などいわゆる5教科以外に演劇や野外活動など日本にはないユニークな科目が目立ちます。学生はそれらの中から自分の進路に合わせて科目を選択します。留学生の場合は、大きく分けて以下の3つの進路が考えられます。

(1)現地の高校を修了することが目的でその後の進路はまだ決めていない。
(2)現地の高校を修了後、日本の大学や短大、専門学校に進学する。
(3)現地の高校を修了後、現地の大学や専門学校に進学する。

まず(1)の場合、自分のこだわる科目が差し当たってないのであれば、数学や音楽、美術など英語力であまり差のつかない科目を選んだ方が授業になじみやすく、有利です。

(2)の場合、日本での進学を頭に入れると、なるべく高い成績をとれそうな科目を選んだ方が良いでしょう。帰国子女枠試験では、留学時の成績が考慮されるからです。必然的に自分の得意とする科目ということになりますが、たとえば、理系の科目はだいたい日本の方が進んでおり、日本で苦手だった人でも高い得点をとるケースが多いようです。

(3)の場合は将来どの分野・学部に進学するかによります。分野によっては、選択しなければ進学できない科目もありますので、必ず進路担当のカウンセラーや先生によく相談しながら、選択科目を決定しましょう。
◆統一試験
 オーストラリア、ニュージーランドともに大学進学は資格制です。中等教育(高校)の最終学年に受ける統一資格試験を受けることによって入学資格が得られます。オーストラリア・ビクトリア州の場合なら、VCE(Victorian Certificate of Education)。この資格試験(提出物とテストにより評価)の結果により大学への進学が可能となります。一方、ニュージーランドではYear 13の学年末に全国共通学力試験NCA Level3(2003年までは従来の試験制度のBursaryで対応)を受け、その結果により大学への進学が可能になります。
このウィンドウを閉じる